6)現在、過去と未来 過去は私たちの記憶の中にしか有りません。ちょっと御幣があるかも知れませんが、記録の中にも存在しません。記録しても記録がどこにあるかが、誰かの頭の中にあるか、誰かが探し出して初めて過去のあったことが分かります。ただただ現象が存在するのみです。それが今、現在です。 変化のある事象の刹那(せつな)の連続、それが時間なのです。 それで、地球が一周するから一日経つのです。時間が経って一日過ぎて地球が一周するのではないのです。数えるから時間が経つという大前提がまずあります。(経時)その上で齢を重ねて年を取るから時間が経ちます。(加齢) 私達は、地球がほぼ同じ周期で自転していることを知っています。セシウム(?原子時計はセシウムだったと思う)の原子の振動と、地球の自転ではセシウムのほうがより正確な周期の定時性があると決めただけです。真理でもなんでもありません。決め事にしか過ぎません。そうすることにより多くのもののつじつまが合うのです。 多分生活上は(そして多分これが最も重要)遠い未来でも一日が24時間です。セシウムの振動とずれて24時間と1時間18分36秒ということにはなりません。1秒の定義を変えることのほうが遥かに合理的だと思います。 |