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最近になり、情緒的な部分をできるだけ排して書き上げたものです。
昔のページとだいぶ考え方も変わっていますが大きな部分は同じです。
ブログでは早3富でやってます。

目次(今のところ目次のみのページも多い)

1)位置と運動の相対性
2)速さ(到達速さ)
  大地の上での速さ
3)光の速さの不思議なこと
4)発生源の場
5)ドップラー効果
6)マイケルソンーモーレイの実験

昔のページ



序章

全体としては分かりにくくなってしまった、まるで「難しいだろう、分かるかな」コンテストのような現在物理学をもっと身近な分かりやすいものに書き換えたいと思っています。

手始めに光の速さに関する短いお題を一つ
ちょっとこんなことを考えました。

過去100年くらいにわたり、光速は観察者や光源という物体の運動に影響されないとされてきた。そのことを示す観察も多く出てきた。
しかし、ドップラー効果や、光行差を考えればおかしいことに気がついても不思議ではない。ドップラー効果や、光行差は観察者が光の媒体もどきの媒体(以下「もどき媒体」)文字通り媒体のような媒体、ほかの波の媒体とは異なるという意味、電磁場)の中を運動するから起こる現象である。
ブレッチャーの観察や、ドジッターの観察ではアルゴリズムがおかしい。ドップラー効果や、光行差のほうがより普遍的に観察されるし、認められている観察結果である。マックスウェルの方程式も電磁波の「もどき媒体」の中を電磁波が一定の速さで伝播することを示しているだけである。「もどき媒体」に対して運動する観察者がどのように観察するかを示すものではない
光速が物体の運動に影響されるということは相対性理論を否定するものではない。相対性理論のローレンツ変換にまつわる極一部だけに疑問を投げかけるものである。

ここではもっと端的に、次のような思考実験で光が「もどき媒体」を伝播する速さ=光速を超えることを示す。

c x 1sec の距離に観察者 K1 が光源に対して静止している。光源 A から光が時刻 t1 に発せられた。光は t1+1 秒後に観察者 K1 に到達する。
さて、もう一人の観察者 K2 がいる。観察者 K2 は 光源から c x (1 + 10^-5)sec の距離で、光源 A と観察者 K1 を結ぶ線の延長線上にいる。観察者 K2 は光源 A に向かって
c x 10^-5 km/sec の速さで移動している。観察者 K1 が光を見るとき、観察者 K2 はどこでなにをしているだろうか。実際に何が起こるかが大切である。
観察者K2にも観察者K1の時計で1秒後に光は到達する。(本当は誰の時計でもOKです。)
速さを考えるときに重要なことは2点の距離である、と言うことをかみ締めて欲しい。
観察者K1の系から見ると(この説明ではどの系でも本当は同じであるが)、光は観察者K2と協調して、光速を超えて c x (1 + 10^-5)secの距離を1秒で到達している。詭弁とか言わないで欲しい。
光の速さは不変か

ローレンツ変換は光速が変わるというこのような説明の中で持ち出さないで欲しい。実際の観察結果だけが重要である。
図にある様に、
1)観察者K1は観察者K2に1秒後に出会い、観察者K2も光をみる。
2)或いは観察者K2は1秒後に観察者K1に出会うが、光を見ない。しかし観察はK1は光を見る。
3)或いは観察者K2は1秒後に観察者K1に出会わないし、光も見ない。
4)最後に観察者K2は光を見るが、観察者K1に出会わない。
数学的にすべての組み合わせを考えるといずれかになる。
いずれの観察結果になるかが大事であり、ローレンツ変換やら、相対性理論を持ち出す必要はない。科学は観察結果に合わせて理論づけするものだからである。
そして、光速も光源と、観察者の運動に影響されるならば、ローレンツ変換は不要である。ローレンツ変換は光速がどんな系から見ても不変であるためのつじつまあわせの式だからである。
そろそろ、舌だしアインシュタインの呪縛から解き放たれる時期である。